受賞日: 2010年2月9日氏名 : 横田 泰斗学年: 修士2年所属: 情報科学研究科 メディアネットワーク専攻 情報メディア学講座 情報メディア環境学研究室授与団体: 日刊工業新聞社賞名: 第5回キャンパスベンチャーグランプリ北海道 最優秀賞受賞論文名,研究題目名または受賞理由: 「視覚障害者バリアフリー装置「MARK I (マークアイ)」の開発と事業化」詳細
提案したプランは,画像認識技術を利用した視覚障害者用歩行支援システムを開発,事業化するというものです。このシステムは,利用者が装着する小型ビデオカメラで撮影する映像からリアルタイムで任意の物体を認識して,周囲にある物体の存在を利用者に音声で知らせます。スケール変化や回転,照明の変化による影響を受けにくい画像認識技術を活用しており,従来の技術に比べて精度良く認識できることが特徴です。
私は,これまでビジネスプランコンテストなどに一度も応募したことがなく,今回が初めての挑戦でした。そのため,自分が最優秀賞を獲得できるとは思っていなかったので,受賞を知ったときの喜びは大変大きなものでした。あとで知ったことですが,ビジネスプランの内容だけでなく,日ごろ大学院で研究していることをビジネスに生かそうとする発想と姿勢が高く評価されました。
「ビジネスプランコンテスト」というと,理系の人はあまり興味が沸かないかもしれません。しかし,理系の人こそ応募するべきだと思います。なぜなら,理系ならではの技術に基づいたユニークなビジネスプランを提案することができるからです。さらには,そのプランから,自分の今後の新しい研究テーマや課題を発見できるかもしれません。今回のコンテストでは,情報科学研究科からの応募は私ひとりでしたが,次回以降,もっと情報科学研究科の学生の応募が増えたら良いな,と思います。
最後に,日々研究を指導してくださっている山本強先生,土橋宜典先生,そして,応援してくれた友人たちには,この場をお借りして御礼申し上げます。
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4年間の学び