五十音順
五十音順
情報エレクトロニクス学科の卒業生は日本全国で活躍しています。研究に打ち込んだ学生生活を経て新たな扉を開いたセンパイたちがこれまでの経験を活かしながらどんな進路で充実した日々を送っているのか在学中の思い出と共にご紹介します。
2020年情報科学研究科・システム情報科学専攻修了
ディジタル幾何処理工学研究室
現在は、世界最高速の量子シミュレータシステムに用いられているサーバ「FX700」に適したシステム性能分析技術の開発を行っています。量子シミュレータやスーパーコンピュータ(スパコン)は新素材を開発したり、天気や災害の予想などに有効ですが、計算が滞ることもあります。発生した問題を解析するにはコンピュータの構造を理解し、まるで医師のように検査し問題を発見する能力が私の仕事。すぐには答えの出ない仕事ですが、学生時代に先生が根気よく議論してくださり、粘り強く考える力が付きました。見えない未来を作る、魅力ある仕事だと思います。
2015年情報科学研究科・情報エレクトロニクス専攻修了
ナノ電子デバイス学研究室
NTT物性科学基礎研究所に所属し、化合物半導体・トポロジカル絶縁体の分子線エピタキシャル(MBE)成長、超電導/半導体接合の物性評価に従事しています。トポロジカル絶縁体の研究は現在注目されている量子計算への応用、物性物理の発展など様々な分野で期待されています。MBE成長については大学時代に基礎を学びました。北大には研究設備が揃っており、扱い方はそのまま現在の研究に適用可能です。世界が動くかもしれない、ロマンがある研究なので、興味がある人はぜひこの世界に飛び込んで欲しいと思います。
2021年情報科学院・メディアネットワークコース修了
インテリジェント情報通信研究室
学部時代から通信について学んでいたのですが、先生が自由に調査させてくれたこともあり、学ぶほどにこの分野の底の見えない不可さと、未来を想像する楽しさを感じるようになり一生の仕事にしたいと思うようになりました。現在はKDDIで5Gのモバイルネットワーク網のソフトウェア内製開発を行っています。まだ開発段階なのですが、自分のアイデアを拾ってもらうこともありサービスインが楽しみです。5Gは国際標準仕様を元に開発するのでエンジニアとして広く学べ、成長を感じられるので毎日充実しています。通信はこれからの未来を作っていくもの。向上心があり、新しいものを作りたい人に挑戦してもらいたい分野です。
2023年情報科学研究院・情報理工学コース修了
知能ソフトウェア研究室
研究室ではレコメンドアルゴリズムについて研究していたので、大きなデータを扱えるヤフー(現LINEヤフー)という企業は魅力的でした。現在はYahoo!検索におけるクエリ自動補完と関連検索ワードの機能の精度を改善する業務担当です。終業して1年にも満たないのですが、チームで取り込んだ改善案が実際に使われ、クリック率から反応を知ることができると、やりがいを感じます。新しい技術が次々に現れ、勉強の日々ですが在学中の研究サイクルの経験は仕事でも生きています。実際のサービスではレスポンスの早さが求められるので、制度とレスポンス速度のバランスを考えるのが過大。Yahoo!検索ならではの検索体験を追求していければと思います。
2015年情報科学研究科・生命人間情報科学専攻修了
ゲノム情報科学研究室
2020年に世界的流行をひき起こしたSARS-CoV-2、ウイルス性出血熱を起こすアレナウィルスの基礎研究や治療薬・ワクチン開発研究を行っています。ウイルスは宿主の機構を利用しながら増殖します。時に宿主が知らなかった機構を利用していることもあり、ウイルスの研究をすることで新しい生体機能の発見にも繋がるのです。大学で培った質疑応答などのディスカッション能力はとても重要で、先生の鋭い質問には今でも感謝しています。ウイルスは人類にとって「最小にして最大の敵」と言われているのですが、謎めいたウイルスの興味は尽きることがありません。学生時代に得られた研究する楽しさが私の原動力になっています。
※所属、内容は取材時のものです。